夫を見送った早朝に。映画:『阪急電車』 〜私の阪急電車物語〜 | イギリス生活 kira kitu sawasawa イギリス生活 kira kitu sawasawa 夫を見送った早朝に。映画:『阪急電車』 〜私の阪急電車物語〜

イギリス生活 kira kitu sawasawa

アメリカにて大学卒業後に現地で就職。職場で出会った現在の夫と共に現在はイギリスで生活しています。2012年12月、主婦をしながらバース大学大学院通訳・翻訳過程を修了。イギリスでの生活について、日々想うこと、英語、趣味やくだらない話まで多岐にわたって毎日の気ままな記録を綴っています。(旧:主婦+学生のきまぐれイギリス日記)
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2012/01/07

夫を見送った早朝に。映画:『阪急電車』 〜私の阪急電車物語〜

午前3:30 目覚ましのアラームが鳴り響く。

日本へ里帰りしたときの時差ボケが取れないまま、夫はメキシコへと出張。

出発する1時間前に私も起きて、準備をほんの少し手伝うと、
時間がなかったらしく、イライラしながら身支度を整える夫。
なんだか笑けてしまう私。

私もよく、時間的なことや、授業の準備で精神的に余裕がないときには
今日の夫なんかとは比べ物にならないほどイライラしている。
客観的に自分を見ているみたいで何だか笑えた。
今度イライラしたとき、この気持ちを思い出してみたいものだ。

夫を見送ったのが午前5:30。もう目が冴えてしまった。

夫が出張の間に、楽しもうと企んでいたのが、映画『阪急電車』



本で読んだばかり。映画も見てみたくなってiTunesでレンタル。

電車の中のアナウンス、外の景色、馴染みある地名。
原作から省かれている箇所や、違うものもあるけれど、
馴染みある方言、電車、場所を映像で見ることができて嬉しい。

微笑ましいヒューマンドラマが繰り広げられ、
とっても心温まる作品。

電車での、様々な物語が人の数だけあるはずだ。

私の阪急電車物語もたくさんある。

痴漢に遭って不愉快な思いをしたり、
酔っぱらいにからまれたり、
変態以上、痴漢未満な人に遭遇し「警察呼ぶで」と大きな声で脅して逆に尾行してやったり、
満員電車で身動きが取れない中、誰かが発するとんでもないニオイに迷惑したり。。。

みんなこれくらい、結構あるはずだ。
どちらかと言えば、不愉快なことの方が多い

ちょっと嬉しいことだって時にはある。

ーーー
7、8年前だっただろうか。宝塚で友人と待ち合わせをしていた。
阪急電車で向かっていた私。

チョコレートを食べていたら
「これ、落ちましたよ」と気づかぬうちに落としていた、紙に包まれたチョコを
隣にかけていたおばあさんが、親切にも拾って手渡してくれた。

お礼に、落ちていないチョコをどうぞと差し出した。

それをきっかけに会話が始まる。

「美容論」を唱え始めたおばあさん。

「化粧水はね、お米のとぎ汁を使うの。
そのおかげで、私はずっと、なんにもお化粧をしなくてもこんなにキレイなの。
毎日お米を炊くでしょ。そのとぎ汁を毎日使うの。」

着けていたマスクをずらし、顔を見せてくれたおばあさんは、
本当にキレイな素肌をしている。
70歳だというおばあさん。
到底、その歳の肌とは思えないほど透き通っている。

自分を自分でキレイと言う、お年を召した方のその自信。
新鮮で、おばあさんのお話に聞き入った。

「歯にはね、500万円かけなさい」

マスクをずらしたままで、歯をニッと見せてくれる。
芸能人にも劣らない、美しく整い、白く輝く歯。

「お化粧品なんかには、お金をかける必要はない。
けれどね、歯にだけはお金をかけなさい。」

「とにかく、歯には、惜しまずお金をかけなさい。」

そう念押しする、美しいおばあさん。

「今のは母の教えでね、普通は他人には教えないの。
でもあなたは特別。キレイだから。あなただから教えてあげるの。」

あげたチョコが効いたのか、
同性の、しかも美しく歳を重ねたおばあさんにそう言われ、
なんだか形容しがたい清々しい気持ちになった。
そして、とても嬉しかった。

おばあさんの正体は不明。それはお互い様だけれど。
忘れられない、不思議な出逢いだった。
ーーー

余談だが、
思うところあって、お米のとぎ汁を化粧水には使っていない。
化粧品はその辺のドラッグストアで手に入るような安価なものばかり。
そして、500万円もかけられなかったけど、
私は後に審美歯科で歯をキレイにした。

コンプレックスを取り除き、自信を持って笑えるようになった。
大げさに聞こえるかもしれないけれど、人生が変わった大きな出来事の一つ。

いくつもの事柄が、審美歯科へとかかる決心につながっているけれど、
おばあさんの言葉も間違いなくその一つ。

『阪急電車』は、たくさんある私の物語の中から、
不思議にも数少ない嬉しい思い出を思い起こさせてくれた。


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Author:bluebanana
どんぶらこペースのフリーランス翻訳者

2007-2010年8月
  米国にて留学、就職
2010年9月
  日本に帰国し結婚
2011年2月
  渡英
2012年12月
  英国大学大学院通訳・翻訳修士課程修了

趣味はスイム、ネイル、読書、映画、ヨガ

「いつかきっと」なんて言わず
その日を自分で叶えていきたい。
いつだって頭の中は"it's now or never"
人生が足りないくらいやりたいことたくさん。

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